top of page
アカデミスト株式会社

「初田哲男×大隅良典×隠岐さや香 オンライン座談会 -『役に立たない』科学が役に立つ」を8/22に開催!

アカデミスト株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO:柴藤亮介、以下アカデミスト)と理化学研究所数理創造プログラム(所在地:埼玉県和光市、プログラムディレクター:初田哲男、以下iTHEMS)は、2020年8月22日(土)13時より「初田哲男×大隅良典×隠岐さや香 オンライン座談会 -「役に立たない」科学が役に立つ」を共同開催いたします。

■ 開催背景

学問の世界で大切なのは、研究者の「なぜ」「不思議だな」という好奇心です。研究者は自らの好奇心をもとに想像力を膨らませ、さまざまな仮説を立て、それを実験、観測、調査で検証し、最終的には理論的に体系づけていきます。このような基礎研究で得られた知識は、私たちの生活に直接「役に立つ」ものではありません。しかし、5年、10年といった期間ではなく、100年、1000年単位で考えると、基礎研究は確実に世の中の役に立ち、私たちはその恩恵にあずかっています。


現在、国内外の大学や研究機関には、企業の経営戦略からきている「選択と集中」の考えが入ってきており、好奇心に基づいた研究を進めることが難しくなっています。令和時代において、私たちはどのように基礎研究を継続させていくことができるのでしょうか。今回のイベントでは、各分野で活躍する3名の研究者にお越しいただき、登壇者の一人でもある初田哲男氏監訳の書籍タイトル『「役に立たない」科学が役に立つ』をテーマとした議論を進めていきます。


■ イベント詳細

タイトル:「初田哲男×大隅良典×隠岐さや香オンライン座談会 -「役に立たない」科学が役に立つ」

日時:2020年8月22日(土)13:00〜15:30

場所:Zoom(申込者に事前に招待URLをお伝えいたします)

定員:1,000名

参加費:無料

対象者:どなたでもご参加いただけます

主催:iTHEMS、アカデミスト

お申し込み・特設サイトURL:https://www.usefulness.academist-cf.com/


【登壇者】

初田 哲男 氏(理化学研究所 数理創造プログラム プログラムディレクター)

1958年、大阪生まれ。理化学研究所数理創造プログラムディレクタ一、東京大学名誉教授。 京都大学大学院理学研究科博士課程満期退学。博士(理学)。東京大学大学院理学研究科教授、理化学研究所主任研究員などを経て、現職。専門は理論物理学。仁科記念賞、文部科学大臣表彰(科学技術分野)などを受賞。著書に『Quark-Gluon Plasma』(共著、ケンブリッジ大学出版局)、翻訳に『「役に立たない」科学が役に立つ』(監訳、東京大学出版会)などがある。


大隅 良典 氏(東京工業大学 科学技術創成研究院 細胞制御工学研究センター 特任教授)

1945年、福岡生まれ。東京工業大学科学技術創成研究院特任教授・栄誉教授。大隅基礎科学創成財団理事長。東京大学大学院理学系研究科博士課程単位取得後退学。博士(理学)。専門は分子細胞生物学。自然科学研究機構基礎生物学研究所教授、東京工業大学フロンティア研究機構特任教授を経て、現職。「オートファジーの仕組みの解明」により2016年のノーベル生理学・医学賞を受賞。


隠岐 さやか 氏(名古屋大学 経済学研究科 教授(科学史))

1975年、東京生まれ。名古屋大学大学院経済学研究科教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。博士(学術)。広島大学大学院総合科学研究科准教授を経て、現職。専門は科学史。日本学術会議連携会員。著書に『科学アカデミーと「有用な科学」—フォントネルの夢からコンドルセのユートピアへ—』(名古屋大学出版会、2011)、『文系と理系はなぜ分かれたか』(星海社出版、2018)など多数。


【iTHEMSについて】

理化学研究所数理創造プログラム(Interdisciplinary Theoretical and Mathematical Sciences Program, 略称 iTHEMS)は、理論科学・数学・計算科学の研究者が分野の枠を越えて基礎研究を推進する、理化学研究所の新しい国際研究拠点です。iTHEMSでは、「数理」を軸とする分野横断的手法により、宇宙・物質・生命の解明や、社会における基本問題の解決を目指しています。

・Webサイト https://ithems.riken.jp/


【アカデミストについて】

アカデミストは、「研究者がいきる、私たちがつなぐ。」をミッションに、研究者を応援する人や研究者の力を必要としている人たちと研究者とをつないでいく事業を展開しています。主に学術系クラウドファンディングサービス「academist」および学術系メディア「academist Journal」の運営を行っています。

・学術系クラウドファンディングサイト「academist」 https://academist-cf.com/

・学術系メディア「academist Journal」 https://academist-cf.com/journal/

・コーポレートサイト https://www.corp.academist-cf.com/


■ 本件に関する問い合わせ・取材申し込み先

アカデミスト株式会社 広報担当

info@academist.jp

Comments


bottom of page