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アカデミスト株式会社

アカデミスト、「開かれた学術業界」に向け挑戦する人のためのレクチャーシリーズを2024年9月より開講

「開かれた学術業界(Open academia)」をVisionに掲げ、学術系クラウドファンディングを中心に10年間活動してきたアカデミスト株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役 CEO:柴藤亮介、以下アカデミスト)は、今年「研究ファン、1,000人計画」という新たな挑戦に乗り出しました。その連動企画として、これからの“研究者の生きる道”、“研究者を活かす仕掛け”のつくり方を皆で考える、双方向型オンラインレクチャーシリーズ「Open academia Lectures」を開催します。


■ 背景:「Open academia」とアカデミストの挑戦

今、日本のアカデミアでは「限界」や「危機」という言葉が飛び交うほど、その持続性が危ぶまれています。学会、研究機関、政府では、日本の研究を立て直すための手立てが活発に議論されています。


一方で、そこで念頭の置かれるアカデミアがまだ「閉じている」ように見えるのも事実です。研究が主に公的資金で賄われている現状、本来のサポーターである納税者と研究者の間にはまだ距離がある。この状況を、アカデミストは「Closed academia」と呼んできました。


「Open academia(開かれた学術業界)」はその逆です。研究が多様な資金源に支えられることで、研究者と研究に関心を持つ人々の交流が可能になり、研究者は自然と幅広い方々とVisionを共有し、研究のプロセスとその成果も多様なステークホルダーに見えるものとなります。分野やセクターを越えた協働が自然に生まれる「Open academia」こそ、イノベーションの宝庫であるはずだと私たちは考えます。


2014年、アカデミストは、日本初の学術系クラウドファンディング「academist」を開始しました。これまで、400名以上の研究者が自らの言葉で研究Visionを発信し、20,000名以上のサポーターの支援を得てきました。「academist」で研究費を獲得した大学・研究機関は約170に上ります。このなかで、個人や企業と研究者との直接のつながりが数多く生まれました。


クラウドファンディングと公的資金(科研費など)は、どちらかを選ぶという二者択一ではありません。両者は補完的な役割を果たします。とりわけクラウドファンディングには、研究者とサポーターの直接的なコミュニケーションを生み出すという、「Open academia」実現にとって重要な機能があることを私たちは見出してきました。


2024年9月より、アカデミストはさらなる挑戦として、「academist Prize 第4期 - 1,000 True Fans」を始動します。研究ファン1000人のファンを獲得を目指す7人の研究者にTeam academistが伴走し、安定的な資金源の確保、研究Visionの深化、社会的インパクト創出を通じて、新しい研究スタイルを作り上げる挑戦を1年かけて行います。

他方、視野を広げると、今アカデミスト以外でも、新たな挑戦が増えています。これまでの「当たり前」とは違う「新しいやり方」を模索する研究者、研究業界周辺のアクターたち。そうした挑戦者たちの「横のつながり」をつくり、この潮流を「Open academia」の実現に向けた大きなムーブメントにしていけないでしょうか。


■ Open academia Lectures: 研究者の生きる道、研究者を活かす仕掛けのつくり方

上記のような背景のもと、レクチャーシリーズ「Open academia Lectures」を開催します。


本レクチャーシリーズでは、アカデミアの「何が問題か」「日本として何をすべきか」という話はしません。むしろ、自らアカデミアの新しい形を構想し、誰もやったことがない「新しいやり方」を試す人たちの挑戦に着目します。先駆者たちの挑戦を共有しつつ、新しい挑戦をエンパワーしていく。それを通じて「Open academia」の実現を加速することが本企画の目的です。


全9回のレクチャーでは、SNSでの発信を通してこれまでないアウトリーチを展開する研究者、研究者と社会をつなぐ新しいプラットフォームのプロデューサーなど、「研究者としての新しい生き方」、「研究者の新しい活かし方」を開拓する講師たちをお招きします。


各回90分のセッションでは、講師たちの型破りな挑戦、その成功や失敗、アドバイスを耳を傾け、参加者の問題意識もぶつけながら双方向で考えます。また、どの回の参加者にも入っていただけるDiscordサーバーを通年で開設し、レクチャーについての議論や、それに限らない意見交換のためのコミュニティスペースとして提供します。


“開かれた学術業界”への第一歩を踏み出している/これから踏み出してみたい皆様のご参加を、心からお待ちしています。

■ レクチャーのラインナップ

■ レクチャーの詳細

日時:2024年9月~2025年7月の各月(12月・4月を除く)の平日夜(全9回)

  • 第1回:2024年9月26日(木)19:00-20:30

  • 第2回:2024年10月18日(金)19:00-20:30

  • 以降調整中

開催方法:当日:Zoom、事前・事後の議論: Discord(チャット)

参加対象

  1. 既存の枠にとらわれずに研究活動を推進する研究者・大学院生の方々

  2. 今までない研究支援や研究マネジメント、学術コミュニケーションを実践したい方々

  3. 大学・研究機関と協働したい新規事業担当、オープンイノベーション担当、VCの方々

  4. Open academia に関心のある全ての方々

参加費:各回1,100円(税込み) 各回アーカイブ視聴、Discord通年参加権含む

第1回の登録ページhttps://academist240926.peatix.com

本企画Webページ:https://academist-cf.com/lectures


■ プレ企画(参加無料)の開催

レクチャーシリーズ開始に先立ち、2024年9月3日(火)20:00より、無料オンラインイベント「De-Silo × academist クロストーク:アカデミアの未来を拓く、次の一歩を考える」を開催します。


プレ企画参加登録ページ:https://academist240903.peatix.com


■ academist Prize 第4期について

アカデミストでは、2024年9月3日より若手研究者向け研究加速プロジェクト「academist Prize 第4期」を実施予定です。同プロジェクトでは、選ばれた若手研究者たちが academist Fanclub を通じて研究活動を継続的に発信することで、研究ファンとの接点構築を進め、2025年8月末までに支援者数1,000人を目指します。

〈参考〉


■ シリーズ企画・モデレーター

丸山隆一(まるやま・りゅういち):学術系出版社、政府系機関でのシンクタンク業務を経て、現在フリーランス。Open academia Lectures企画担当としてアカデミストに参画。


■ アカデミストについて

アカデミストは、研究者が自ら情報発信を行うことで、資金・情報・人材等のリソースが循環する「開かれた学術業界(Open academia)」を目指したベンチャー企業です。2014年に日本初の学術系クラウドファンディングサイト「academist」をリリース。国だけではなく、民間企業、財団、個人などさまざまなパトロネッジが可能となる仕組みをつくるべく、多角的に事業を展開しています。


- 学術系クラウドファンディングサイト「academist」 https://academist-cf.com/

- コーポレートサイト https://www.corp.academist-cf.com/


■ 本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先

アカデミスト株式会社 広報担当

Mail: info@academist.jp


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